そうか、これが「スマホのためのマリオ」としての解なのか
正直な話、スマートフォンでマリオは成立するのか?という部分は非常に心配でした。
というのも、この手の2Dアクションはスマートフォンでは既に類似ゲームが多数出ていますし(まあそれらはマリオの歴史からすればむしろ後発的なのですが)、そしてそれらのゲームを遊んだ上で気になっていたのは、左右…所謂矢印キー的な操作や、ジャンプ・ダッシュという2種類以上のアクションを用いるゲームというのは、スマートフォンでは非常に操作しにくいという点です。
しかし、それらの心配はこのゲームの前には不要でした。アクションをほぼジャンプだけに限定し、極限まで操作をシンプルにする。それにより操作のしにくさを解決する。そうかこれが「スマートフォン向け」の解なのか。確かにマリオの一種の肝でもあるダッシュなどのアクションを省いたことによる寂しさはありますが、この「スマートフォン向けの最適化」は私にとって良い意味で衝撃的だった、と感じています。
また、コース数をむしろ少なくし、1コースのやり込み度を上げるというのも興味深く感じました。まあマンネリ化のおそれもあるので一概に良いともいえませんが、私としては面白く感じます。
唯一いただけないなと感じた点は、ラリーチケットのストック上限の少なさです。キノピオラリーよりワールドツアーのピンク・紫・黒コイン収集を優先するプレイヤーにとって、上限99枚は少なすぎると思います。確かにゲームも後半になれば、ボーナスゲーム(主に黄色)や(王国に設置する方の)ハテナブロックでいくらでも増やせるのですが、そこに至るまでが結構つらい点かなあと…。そこだけは減点要素。
ともあれ、1200円分を支払って購入するだけの価値はあったと感じています。
Torsen Boe about
SUPER MARIO RUN, v2.1.1